あなたは職場の“嫌な人”に悩んでいませんか?
私も、以前職場に嫌な人がたくさんいたので、精神的にきつい時期を経験しています。
嫌な人に悩まされてばかりの毎日を変えるために、職場の嫌な人への対処法を実体験を交えながら説明していきます。
嫌な人に悩まされる人はこんな人
「自分が我慢してでもその場を平和におさめたい」「人を傷つけたくない」「自分を責めてしまうことが多い」「嫌われたくない」などの特徴があり、いわゆるみんなから優しいといわれる人です。
このような人は嫌な人から「この人なら多少無理なことを言っても我慢してくれるだろう」と思われ、絶好のターゲットになってしまうのです。
ターゲットにならないためには
余裕を見せる
焦っていたり動揺しているときは話すスピードがはやくなりますよね。私も仕事をしていると焦ることが多いので相手に早く伝えないとと言う気持ちが大きく、ついつい早口気味になります。
しかし、ゆっくり話すことで話し方が落ち着いて見えるのです。
落ち着いて見えるということは、「自分には余裕があるので攻撃しても効きませんよ」ということを表現できているということです。
また、こちらがゆっくりと話すことで相手もそのペースに自然と合わせる形になるので、主導権を握ることができるでしょう。
相手に「この人はちょっと攻撃しにくそうだな」と思わせてしまえばこちらの勝ち!
話すスピードをゆっくりにすることは非常に効果的です。
報告しそうな雰囲気を作る
嫌な人は、味方がおらず孤独そうな人を狙うことが多いです。
そのため、第三者に報告しそうだと思わせることは重要です。
例えば、スマホのスクリーンショットを活用して、業務中に「念のためスクリーンショットを撮りますね」と記録を残すタイプの人だと思わせる方法や、「このまえ、○○さんにいろいろと相談に乗ってもらったんですよね~」と会社のほかの人によく相談しているタイプの人と思わせる方法も良いでしょう。
パターン別の“嫌な人”への対処法
①高圧的な人の場合
高圧的な人と働いていると委縮してしまい仕事がやりづらくなりますよね。
私は、仕事で上司の長時間の叱責や高圧的な態度が精神的にきつかった時期にいろいろな人に相談していました。家族や友人、同僚などなど…。
しかし、話を聞いてもらって心が軽くなることはあっても、具体的な解決にはなかなかつながりませんでした。そんなとき、上司の上司に相談をきいてもらえる機会がありました。この上司の上司は異動や従業員配置などを変える権限を持つ人でした。
それから、私は自分の働く場所を変えてもらうことができたのです。高圧的な上司とは距離を置くことができ、精神的にとても楽になり、それからも仕事を続けることができました。
相談は人事や上の立場の人などの具体的に何かを動かすことのできる人にすることが一番手っ取り早いのです。
②悪口を言う人の場合
悪口を聞くときに「私もそう思います」という共感の気持ちを出してしまうと、あなたが悪口を言ったことにされる可能性があります。
「そうなんですね」と否定も肯定もせず対応するのが一番賢いでしょう。
また、悪口が始まりそうになったら、「午後までに終わらせないといけない仕事があったんだ!」などと理由をつけて席を外すのもいいでしょう。
私も同僚から「Aさんにすごく冷たい言い方されたんだよ~。ひどいと思わない~?」と言われた時、「それはひどいね!Aさんっていつも冷たくてちょっと話しかけにくいよね…」と返してしまったことがあります。そのあと、同僚はAさんに「冷たくて話も聞いてもらえないって嘆いてましたよ」と告げ口をされました。もちろんAさんとは最悪の仲になります。
今思えば自分も賢くなかったなとは思いますが、この経験があってから、私は絶対に人の悪口に共感しないと決めています。
③不機嫌な人の場合
不機嫌な人が会社にいると空気がピリピリしていたり連携がとれなかったりと仕事をする上ではマイナスなことばかりですよね。
私も以前不機嫌な上司と不機嫌な部下に挟まれて仕事をしていたことがあります。
私は不機嫌な人は機嫌を取ればいいと思っていたので、相手の顔色をうかがったり、機嫌を取る行動ばかりしていました。
特に、会社には上司からも部下からも自分のことを評価される制度があったため、だれからも好かれるようにしないと評価が落ちるという怖さを感じていました。
しかし逆効果で、そのような行動をしていると、“機嫌を取ってくれる人”認定されてしまうのです。
私はことあるごとに不機嫌をまき散らされ、心が疲弊してしまいました。
不機嫌な人がいたら勝手に機嫌が悪くなっている相手の問題なので、無理に機嫌を取らず、冷静に淡々と接するか、距離を取れる相手なら距離を取りましょう。
④マウントを取ってくる人の場合
マウントを取られるといい気持ちにはならないですよね。しかし、マウントを取る人に対抗心を見せてしまうと相手の思うつぼです。
軽く受け流すのも手ですが、それではストレスがたまるだけで嫌だったので、私が同僚にマウントを取られた時は、「それは凄すぎる!さすが○○さん!尊敬します」と相手を褒めていい気分にさせていました。
イラっとさせたかったところを、褒められてしまってはもうマウントを取る意味がなくなってしまいます。相手の承認欲求が満たされることでマウントをとられなくなるのです。
また、「私も○○さんみたいになりたいので教えてほしいです」といってアドバイスを求めてみるのも良いでしょう。仕事のやり方やためになる知識を丁寧に教えてくれるかもしれません。
まとめ
嫌な人には、自分には攻撃が無効であることを示すことが必要であることが分かりますね。
自分の態度や言葉の言い回しを少し変えるだけで嫌な人のターゲットになることを回避できます。
そして、仕事の場なのですから、出勤・退勤時の挨拶と業務に差し障りのない会話さえできていればOKで、嫌な人とは無理に仲良くしようと思わなくても良いのです。
大切な自分の心を守るために適度な距離感を持っていきましょう。