クレームをチャンスに!?仕事で使える心理学7選

クレーム対応 対処法
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お仕事お疲れ様です!
仕事をしていると、成果をあげなくては!とプレッシャーを感じたり、部下の育て方に苦戦したり、上司と部下の間で立ち回りに苦労したりとさまざまなストレスや悩みがでてきますよね。
今回は仕事で使える心理学7選をご紹介します!

①ネガティブな情報も伝える

店舗で商品を販売するときや営業で商品を紹介するときに、いいところを知ってもらいたいという気持ちが強くなり、プラスな情報ばかりを話したくなるかもしれません。
しかし、プラスな情報だけでなくマイナスな情報も伝えることで納得感を与えることができます。

例えば、「このサプリメントは○○の成分が入っているので健康にとてもいいです。しかし、効果を感じるまでに少し時間がかかるかもしれません。」と伝えるとします。
聞き手側はマイナスな面も隠さず伝えてくれているんだなと安心でき、マイナス面を聞いたうえで自分で購入等の判断を下したんだという納得感を持って取引を行えるでしょう。

②クレーム対応で満足度急上昇!?

クレームを言うお客様は、期待を裏切られたことで不満を感じている状態です。
攻撃的な口調の人も多いので、クレームを聞く側はストレスが溜まって嫌だなと感じますよね。

でもどうせならお客様も自分も良い気分で対応を終わらせられたらいいと思いませんか?
実は不満がないお客様よりも、不満を持っている状態のお客様のほうが満足度は上がりやすいのです。
不満を持っているお客様は、サービスや商品をより良いものにしたい、お店に改善してほしいという気持ちが強い人が多い傾向があります。
そのため、話を遮らずにしっかりと聞き、不満点について謝罪や解決策を提示するなどの誠実な対応をしてもらえたら、熱烈な支持者になるほど満足してもらえる可能性が高いです。

ただ、ストレスのはけ口にしているだけの人や理不尽なクレームを言う人には毅然とした態度で対応しましょう。

③仕事を任せる

ある程度キャリアを積むと、”仕事のやり方の説明も長くなって面倒くさい”、”自分がやったほうが確実だし早く終わるから”となるべく誰にも頼らずに自分一人で仕事を進めてしまうことってありますよね。

しかし、そんなときこそ部下を信頼して頼ってみましょう!
自分の役職よりも上の仕事をまかせられることで、部下はこれまでの働きが認められ、信頼されているのだなと感じ、仕事を覚えて責任をもって果たそうとします。
このように部下は自分が共同体の一部であるという共同体感覚をもつようになるのです。
結果的に上司である自分は仕事の負担が減り、部下は仕事ができるようになって嬉しいという好循環が生まれます。

④社会的手抜き

働いてくれる人は多ければ多いほど効率的になるだろうと思う方もいるかもしれません。
しかし、集団の中にいると人数が多ければ多いほど、誰かがやってくれるだろう、自分一人が手を抜いてもばれないだろうと作業をさぼる人が出てくるのです。
これを社会的手抜きと言います。
社会的手抜きを防ぐためにはひとりひとりにしっかりと役割を与えるのがよいでしょう。
私はシフト制の職場で働いていたのですが、シフトの人数が通常より1-2人多いだけで仕事をせずに駄弁っていたり仕事のペースが普段より明らかに遅くなる人がいました。
人数が多ければ多いほどはやく仕事が進むと思っていたので驚いたのを覚えています。

⑤話し合いはみんなを尊重する

会議など話し合いの場では、否定的な意見もOKという雰囲気づくりを心がけましょう。
そうすることで組織の中で自分の考えを尊重してもらえて安心できるという「心理的安全性」を高めることができます。

また、否定的な意見を言うことを禁止されると自由さがなくなり、意見が出にくくなるという側面もあるのです。
私の職場でもミーティングをすることがありましたが、賛否がはっきりと議論されていたので本当に実行可能なことと難しそうなことが分かり、とても有意義なミーティングになっていました。

⑥リスキーシフトを使いこなせ!

話し合いで注意することはほかにもあります。
一人で考えるよりも、多くの人と話し合って決めることのほうが一番中間的な意見がでるのではないかと思いますよね。
しかし、集団で話しあったときのほうが極端な結論を出しやすいのです。

これは「リスキーシフト」と言われています。
例えば、“多少懸念点はあるが、売り上げのために競合よりもはやく実行させたい計画があるのですぐに実行する”などはリスキーシフトによるものです。
この危険性を理解したうえでリスキーシフトを使いこなせると、新規事業立ち上げなどハイリスクなことにもチャレンジできたり、一人で悩んで決めきれず先に進めないときにパッと決断を下せるかもしれません。

⑦プライミング効果

プライミング効果とは、前に受けた刺激が後の行動に影響されることです。
例えば、「○○って10回言って!」から始まる10回クイズや、晩御飯に何を食べに行くか決めるときに少し前にラーメンの画像を見たのでラーメン屋さんに行きたくなるなどです。
これをマーケティングに応用して利益を上げたり、前向きな言葉を先に見ることで従業員に前向きな思考を促すことができます。

まとめ

マイナスな主張や情報も時には大切であることが分かりましたね。
どうしたらお客様に喜んでもらえるだろうか、どうしたら部下にうまく指導できるだろうかと迷っていたあなたも少しは解決の道が見えてきたのではないでしょうか??
無理しすぎず、元気に仕事に励んでいきましょう!






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